PROFILE

間朝 AidaAsa

Contemporary Artist

CONCEPT

翻訳のない世界の表現を試みています

子供の頃からわたしが話すと、思っていたことや意図と違うように伝わってしまいます

わたしは人とうまく喋ることができません

敵意があると思われたり、傷つけそうになるケースが特にかなしく、心をそのまま見せられたらいいのにと思ってきました

あるとき、わたしが人に伝えることを意識せず書いた落書きや文章では、考えがスムーズに伝わりやすいことに気づきました

そこには、「伝えるために気持ちや感覚を翻訳しているかどうか」の違いがあることに思い至りました

例えばすいかを食べて、どんなすいかで、そのときどんな気持ちや感情だったのかを誰かに伝えるようとするとき、すいかを食べた瞬間のありのままの感情は、脳内で言語へ翻訳され、意味の一部を消失します

わたしの食べたただ一つのすいかを、「すいか」と呼ぶことで普遍的な「すいか」へ整えられ、わたしのすいかからは遠ざかります

わたしが相手に分かりやすく伝えるために言葉を整え、翻訳することでも、最初の意図とはズレていきます

また、伝えた相手の中でも、話を理解するための翻訳が行われ、意味の消失や最初になかったはずの意図が付与されるなどして、どんどん「ありのまま」から乖離してしまいます

そうして、わたしのすいかとそれを食べたわたしの感情は、翻訳というレイヤーを重ねる中で、意味を切り取られ、または付け足され、最初に伝えたかったものから変質していき、最後はありふれた記号に整えられたものだけがそこに残ります

こんなふうに、「ありのまま」から遠くなることがうまく伝わらない原因なのかなと考え

できるだけ翻訳の行程を省き、気持ちの原型をそのまま伝えたいと思い制作しています

絵のカタチに圧縮された気持ちの原型が、受け取った人の中で解凍されて元の「ありのまま」に近いものへと還元される、

それがあたらしいコミュニケーションになればいいなと考えています


EXHIBITIONS

GROUP EXHIBITIONS

2024年 SICF25

2023年 グループ展 / ギャルリー志門
     東京現展 / 東京都美術館
     オークション / ギャルリー志門
     現展(会友推挙) / 国立新美術館

2022年 東京現展 / 国立新美術館
     100人10 2022 選出

2021年 東京現展 / 東京都美術館

ARCHIEVEMENTS

2024年 CITYSCAPE
     ラグブランドsupport/surfaceとラグを共同制作(原画)
     https://store.support-surface.co.jp/products/cityscape

PUBLICATIONS

2024年 the day(https://aidaasa.stores.jp/


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aidaasacontact@gmail.com